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“Bigになるより Greatになれ”“技術の大きさに比例した企業規模”の理念に基づき、バブルの前からR&Dに取組んで10年、R&Dのシステムを確立したと自負している。これからの10年は世代交代を合め、それらを具現化する時代となる。御蔭様で来年創立30周年を迎える。
然し、この10年の世の変化はすさまじかった。
バブル煽動−バブル崩壊−金融不安−空洞化−自信失墜
あまりにも調子に乗り過ぎた結果であると言わざるを得ない。過去、50年間日本経済を支えてきたのは、製造業であるといっても過言ではない。自動車にしても、電子機器にしても、物造りとしての先進性を保持して来た。然し、国際社会の中で、日本の独壇場が許されなくなると、我先に海外シフトを行い、帳尻を合わせ、日本の空洞化に拍車をかけた。そして、全てのものが値下がりする中で、賃金だけは固定化しているので、国際的に競争力を失っている。
“製造”から“創造”ヘのコンセプトの転換、これこそ今の日本に求められている最大の条件であるが、世の中は未だ目覚めていない。スローガンと情報だけは先走りしているが、システムがない。 |
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